いつも通りにコーヒーを飲んでいても、「いつもと味が違うような気がする」と感じることがあります。
食事では光の色や盛り付けで美味しさが変わるといいますし、視覚からの影響はあるんじゃないか。
コーヒーでいうと、カップの色は味に影響を与えているような気がします。
この記事ではカップの色が味にどんな影響を与えるのか、試してみたのでその内容をまとめてみます
コーヒーの味はどのように表現されるのか
味覚を言語化するのは、本当に難しいです。
コーヒーの味はというと、一般的には
『香り・酸味・コク・余韻・きれいさ』などで表現されます。
人が食事をするときの五感のはたらきの割合
食事の際の五感による知覚の割合はなんと
視覚が87%、
聴覚が7%、
触覚が3パーセント
嗅覚2%、
味覚はなんと1%という調べもあるそうです。
視覚について
食事は「目で味わう」などとよく言いますが、本当その通りだと思います。
目を閉じて物を食べると何を食べているかわからないなんて事があります。
視覚を奪われると味がわからなくなってしまいます。
聴覚について
コーヒー豆を挽くガルガリという音、
豆にお湯を注ぐ時に聞こえてくるトポトポという音、
カップに水滴るタッタッタッという音・・・。
日常の音すらもコーヒーを美味しくしてくれるスパイスになります。
自分の好きなBGMがかかっていると、より最高ですね。
触覚について
カップの持ち心地や重さ。
カップから伝わってくるあたたかさ。
そしてコーヒーが口の中に流れ込んでくる質感。
コーヒーを飲む時に触っている物はコーヒーの味に影響を与えます。
嗅覚について
鼻をつまんで物を食べると味が分からなくなります。
風邪で鼻が詰まっている時と同じ状態です。
コーヒーは香りのある飲み物です。
その香りを感じることで、本来の味がしっかり認識できるようになります。
味覚について
食べ物や飲み物の味は「味覚で感じている」というのが一般的な意見です。
味覚で感じ取っていると思いたいところですが、
実は味に影響しているのは『たったの1.0%』というから驚きです。
様々な色のカップで味が変わるのか試してみました
カップの「色」に着目し、
赤・青・黄色・透明・白のカップで違いがあるのか飲み比べてみました。
赤いカップ
まずは赤いカップで飲んでみました。
少し苦味があるような気がします。
カップで味が変わるなんておもしろい。
コーヒー自体の色とカップの色のコントラストが関係してるんだと思いますが、
たしかに味の感じ方が違う気がします。
青いカップ
次に青いカップです。
ほんのわずかに甘さがあるように感じました。
もちろん砂糖を入れているわけではなく完全にブラックコーヒーです。
もちろん同じ豆を使用しています。
黄色いカップ
黄色いカップは味が薄いように感じました。
透明のカップ
透明のカップでも試します。
ホットコーヒーを透明のカップで飲むことはほとんどないのですが、
少し薄く、あっさりしているように感じました
透明のカップって、アイスコーヒーのイメージがありますね。
白いカップ
いつもたいてい白いカップでコーヒーを飲んでいます。
他の色で飲んだ後に改めて白いカップで飲みましたが、
他の色よりも、より濃いく苦く感じました。
喫茶店でコーヒーを飲んでいる、あのしっかりした濃いめの、あの感じです。
そういえば今気づきましたが、喫茶店のカップは白いことが多いですね。
コーヒーカップの味でコーヒーの味を操作できる
注ぐカップの色でコーヒーの味がかわりました。
ということは、味は操れるということです。例えば、
・ブラックでも少し甘みのあるコーヒーが飲みたい→青、透明のカップを使う
・午後もスッキリした状態で仕事をしたい→白のカップで少し苦めのコーヒーを。
逆にコーヒーの苦味が苦手なら、白色のマグカップを避けるべきですね。